こんにちは。

naopionです。


今回は鉄骨テント、マルシャルのカーテン付け替えについての記事になります。



今回マルシャルのカーテンを付け替えるに当たり、色々調べたのですが、ブログ記事はあまりなかったので、

もしこれから鉄骨テントのカーテンを付け替えたいと思っている方がいらっしゃいましたら参考にしていただければ幸いです。

まぁそういう希少な方はナチュログなんて見ないかもしれないですけどｗｗ

毎度ニッチな話題ばかりですが、興味のある方は良かったら読んでいってくださいね＾＾；

生地を探し求めて

我が家のマルシャル。オリジナルのカーテンはちゃんとついていたのですが、、、

光が透けた時は素敵な感じではありましたが、
どうにもこの、ピンクベースの色柄が私の好みではなく、嫌で嫌で。。



何故グリーンの幕にピンクなのか？謎なカラーリングに納得いかずｗｗ


とにかく早く付け替えたかったのですが、生地探しにかなり時間を要しました。





カーテン付け替えにあたって、何が一番苦労したと言えば、生地探し。


もともとついていた生地はこれ。

この生地、テントのカーテンに最適な生地だと生地探しを始めてわかりました。


この生地の特徴ですが、

１，柄物なのに表も裏も同じ柄が見える（どちらが表か裏かわからないくらい）
２，薄手
３，皺になりにくい（張りがある）

これらの特徴は、テント用のカーテンにはとっても重要な要素です。


テントは外からの印象も非常に大事です。カーテンはテントの顔にもなりえます。



そのため、外から柄がきちんと見えるようにする必要があります。
ですが、幕内にいるときには、家で室内にいるようにやはり柄の印象が幕内の印象を決めます。

そのため、面も裏も柄があるのがベストなんです。

そして、薄手でであれば積載にも優しいし（鉄骨自体が優しくないので微々たるものかもしれませんが＾＾；）

更に、
薄手なのにシワになりにくければ、広げたときにもピンとキレイに取り付けることができます。



しかし、通常、部屋に取り付けるカーテンと言えば、日本では柄を内側（部屋側）に見せて、外は無地（裏地）を見せるようにつけるのが一般的です。



窓側には一枚、目隠し用のレースのカーテンをつけるから、裏はあまり関係ないとも言えます。



そして、遮光カーテンではなくてもプリントの柄物のカーテン生地の裏側は白。（無地）



カーテン生地ではなくても、大半が裏地は白かそれに近い無地です。





ですが、私が探していたのは「表も裏も同じように柄が見える」生地。

チェックなどの織柄であれば、裏表同様に柄が見えるのですが、


柄物のプリント生地ではそんな仕様はほぼ存在しないようなのです。日本製は。

（※上記のカーテン及び生地画像５枚はカーテン通販サイトさんからお借りしています。）




生地問屋さんから伺った情報によると、プリント柄に関しては、日本では柄が裏に透けないような品質基準があるそうです。

海外なんかは外にも柄が見えるようにすることがあるため、海外製ならそういう生地が存在したりするみたいです。

カーテン用の生地のサンプルもいくつか取り寄せたものの、カーテンはそもそも地厚なので、早い段階で対象から外しました。



その点、海外のヴィンテージ生地は、比較的この３つの条件を満たしていることが多く、また柄も可愛いので探しました。



しかし、
我が家のマルシャルは良くも悪くも大きめ窓が３面もあるｗｗ


到底ヴィンテージ生地だけでは長さが足りないものばかりでした。



その後もしぶとく色々探して、ようやく大きめの生地を在庫しているというショップを発見。

ヨーロッパのヴィンテージ雑貨を扱う、緑園さんというショップです。


どれも可愛いものばかりなのですが、どちらかと言うと、カット生地の種類が豊富で、パッチワークをされる方なんかに人気のようです。


そして、このショップでようやく見つけたのです。大きめの生地を。


これらの生地、もともとシーツだったようで、薄手でシワになりにくく、そして裏地にもしっかり柄が透けて見えるのです！


しかし、残念ながらダブルベッドサイズで在庫が２枚。


こちらの在庫は１枚。こちらに限っては裏表見分けがつかないくらいです。




本当はもう少し小さめな柄、かつ茶系を探していたのですが、大きなサイズはそうそう出会えないこと、

そして、３面同じ生地で揃える生地はこの先も見つかりそうになかったので、正面だけ１枚分、前者の生地を使うことにしました。



両サイドを花柄の生地にすることも在庫的には可能でしたが、正面を華やかにしたかったので、両サイドは現行品の無地で探しました。
この案はガジェットさんからのアドバイスでもありました。


緑には茶系が良いねというのは主人とも意見が一致していたので、両サイドは茶系の無地のものをチョイス。

ただし、単なる無地では暗くなってしまうので光が模様から透けるレースタイプにしました。




こちらのレース生地は、生地問屋が集結する日暮里繊維街で調達。

一般の人も買えますが、平日は６時までの営業です。


「トマト」が一番種類が豊富で、私はこのトマトの本館で買いました。ネットショップもやっています。
１階は激安生地が多かったのもあってか？コスプレ用の生地を探しに来てる人が結構いました笑

カーテン製作依頼

私は裁縫ができません＾＾；　裁縫もできませんと言ったほうが良いかな。。。出来ることが少ないダメ人間ですｗｗ

ということで、大好きなアンティークショップ、ガジェットモードさんにカーテン製作を依頼することにしました。

依頼した時期が年末近くだったこともあり、カーテンフック（キャバノンを代用）の在庫が無いと言われましたが、
どうしても年越しキャンプには間に合わせたかったため、

色々と調べた結果、代替えになりそうな良いパーツを発見しました。

パンツやスカートの留め具として使われている前カンというもの。

（こちらは実際に使用したものとは違います。）


我が家のマルシャルのカーテンレールはこれで、



もともとのカーテンフックはこんな風になっていてレールにはめ込む仕様です。




前カンは、先述の繊維街のもののほうがクローバーブランドより割安だったので、私はこちらを使用。




このフック（オスのみ使用）をカーテンに取り付ければ、こうしてレールに引っ掛けることが出来ます。


ジャストサイズではないですが、落ちてくることはなさそうです。


※メーカーやモデルによってもカーテンレールは異なりますので我が家のと同じタイプのレールのみに対応する方法です。
※この方法は、エレガントキャンプさんのブログを参考にさせていただきました。




この方法なら、表からもフックが見えなくて一石二鳥。クリップで留めてる方なども見かけますが、この方がスッキリするし、オリジナルのフックよりも、取り付け取り外しもとても簡単です。




この方法を依頼するにあたり、このような仕様書メモをつけて縫製工場へ送付しました。※決まりはありません。

手違いが置きないようにガジェットさんにも同様のメモのキャプチャを送付。






仕上がりはプロの縫製屋さんなのでもちろん最高！

取り付けたときも、こんな感じで素敵になりました＾＾



カーテンを付けていても陽の光が透けて明るく、とても良い感じです。



ただ、実は一点問題がありました。左右の柄がずれていたんです・・・

通常のカーテン製作であれば左右の柄を合わせるのは基本中の基本と思われますが、カーテン屋さんではないので、このようなことが起きました。

が、幸い端切れが沢山余っていたので、結果的に直していただくことができました^ ^


依頼時は、左右の柄を合わせて欲しいと伝えておく方が確実ですね。


※金額や納期は仕様や時期により異なりますので、直接ガジェットさんへお問い合わせ下さい。
最近縫製工場を拡張されたそうで、カスタムの人気も高まってるようです^ ^






やっぱりカーテンが好きな色柄に変わるだけで、見違えました～。

まぁ、自己満足ですが（笑）、好きな色柄であることはとても重要です。




Berore








After





あまり私の好みの色ではないこの鉄骨テントも、これで大分自分の好みに近づきました＾＾





ヴィンテージテントを買ったけどカーテンが付いてなかったり、付属のカーテンが好みではなかったりした場合、
カーテンの生地選び、カーテン製作の参考になれば幸いです。