狭小ガーデンDIY記録4 <パーゴラ製作>

naopion

2019年12月02日 23:45

こんばんわ。

naopionです。

随分前に文章だけ書いて、写真の整理できずに放置されていた記事をアップしたいと思います。


今年の夏休みはキャンプへも旅行へも行かずほとんど自宅で過ごし、お庭のdiyやらお部屋のプチ模様替えなんかをしておりました。

今日は狭小ガーデンのパーゴラ製作の投稿になります。

キャンプとは無関係ですが、自身の記録として投稿したいと思います。興味のある希少な方は読んでいってくださいね。





前回までの記事はこちら
狭小ガーデンDIY記録1 <アプローチづくり編>
狭小ガーデンDIY記録2 <見せる収納編>
狭小ガーデンDIY記録3 <物置き撤去跡の再構築>









物置なき跡にパーゴラを


前回の記事で、物置が台風で倒壊したことを書きましたが、その後、なんとも殺風景な姿になっていました。




物置は色々と収納出来て便利ですが、室内から庭を見たときに一番目に付く場所にデーンと物置があるのは嫌だなとずっと思っていました。

これを機に、どうせならシンボルとなるものを作りたい。また、ガーデニングの作業をする作業台も欲しかったので、パーゴラ製作をすることにしました。



ところで、パーゴラって何?という方もいらっしゃると思うので、ちょっと説明を。

パーゴラとは、木材や竹などで簡単な架構を造り,吹放ちの通路やあずまやなどとしたもの。多くはこれにツル状の植物をからませて日陰とする。(ブリタニカ国際大百科事典より)


まぁ西向きの我が家は日陰なんぞ作る必要がなく、狭い庭に東屋みたいな場所も必要ない・・・。


雑誌で見ると素敵な施工例が沢山載っていましたが、どれも大きなお庭のものばかり。





狭小ガーデンの例ってあまりないのです。。。見栄えがしないから。

それでもやっぱり欲しかった。パーゴラはずっと憧れの存在でした。


パーゴラを作るにあたっての条件は、狭小ガーデンでも邪魔にならないこと。
ただし、サイズ感はコンパクトであっても、我が家のシンボルとなるような存在感のある空間を作ることにこだわりました。










完成までの長い道のり


実はこのパーゴラ製作、構想を始めたのは去年の5月頃。引っ越しの前です。

一番の大物diyで、お気に入りのちゃんとしたものを作りたかったので、製作にあたっては、まずは色々なガーデニングショップで実物のパーゴラを見たり、雑誌を読んだりと研究しました。

それから屋根の構造・設計を考えついたのが11月頃。

部屋から向かって左側のフェンスを造った際に、土台となるフレーム部分までは取り付けたまたしばらく放置していましたが、





ようやく重い腰を上げ、板壁を設置したのが今年の4月。
そしてまたしばらく放置し、屋根の取り付けが今年の7月。
最後の仕上げの作業台の設置が、ようやく今年の8月。

こんな感じで数ヶ月スパンで休み休みの作業となりました。

このそれぞれの節目のブランクは、キャンプで忙しかったり、暑さや寒さでモチベーションが下がったり、やりたくても雨続きだったり・・・・と、
なかなか思うようにすすみませんでした。









エイジング塗装


我が家のdiyの作業分担、
デザイン(私)→設計(夫)→材料カット(夫)→塗装(私)→組み立て(夫)と、いつもの流れで作業をしました。

夫は自然な経年変化を楽しむべきだとエイジング塗装に反対していたのですが、ようやく今回は私の希望を聞いてくれました^^

まずは板壁の準備。ベースとなる板の塗装から。


今回は最初からエイジング塗装をしたかったので、茶色2度塗り→白を掠れたように1度塗りと3回塗装。
下地の茶色い塗料が完全に乾くまで白を塗装できないので、結構時間がかかりました。





エイジング塗装の方法は大きく分けて2つあります。

1,仕上がりの色を塗った後からアンティークメディウム(エイジング塗装のための茶色い塗料)などでエイジング塗装をする方法と



2,下地に茶系塗料を塗って、その上に仕上がりの色を重ね塗りする際に掠れるように塗る(下地の茶色を見せる)方法があります。
こちらの方が、大量生産をする場合は圧倒的に楽で、簡単でオススメです。


今回のパーゴラは2のやり方ですが、

ステンドグラスのフレームだけ1の方法を取っています。↓

アンティークメディウムは使い方に慣れてないと、不自然な感じになります・・・こんな感じで。

ちょっと失敗しましたww



因みにパーゴラに使用した塗料はこちらです。


<屋根及び板壁>
下地:アトムペイントの自然カラー、ダークブラウン(上記写真の右下)を2度塗り
白:アトムペイントのミルキーホワイトを1度塗り。
こちらは自然カラーの水性塗料に比べると同じ水性でもねっとりしているので、一度塗りでしっかりと色がつき乾きも早いです。



<天板>
アトムペイント水性ステインのブラウン(以前記事にした壁面収納と同じ塗料)を2〜3度塗り。
こちらは木目が見えて、これを塗っただけで古材のような風合いになるのでとても気に入って、他の塗装にも多用しています。



アンティーク感が出るように、ザラザラした野地板を使いました。塗装した板をフレームに貼り付けてまずは板壁をつくります。

完全に壁にしてしまうと暗くなってしまうため、微妙に隙間を空けて貼っていきました。









パーゴラの屋根


板壁の部分のフェンスへの接合は、白いウッドフェンスを造った時と全く同じ要領で出来たのでそこは難なくクリアしました。

が、一番の難所は屋根の部分でした。

一般的なパーゴラの屋根



一般的には、支柱と庇の部分を支える木材を上記のように斜めに渡しているのですが、

素人には無理!と最初夫から却下されそうになりましたが、焼き肉を一緒に食べていたある日、夫が突然ひらめいてくれました。
そう、ブラケットを使って溝を切り込んだ横板を1本渡し、その上に屋根の部分をはめ込むという方法です。



まずは板壁にブラケットを取り付けます




横に渡す板も単なる棒では見栄えが悪いので、両サイドの下をジグソーを使ってアーチ型にカット。




その板の上辺に5箇所、斜めに切り込み込みを入れたものを作り




ブラケットで板壁に取り付けます。最後に、横板の欠き込みに屋根になるパーツをはめ込み、これで屋根が完成しました。




思いついてみると単純な作りで、これなら素人でも強度を気にすることなく設置可能な方法だと思います。

斜めの切り込みのところがやや難しいかもしれませんが、寸法をきちんと図って希望の角度に切り込むことが出来れば大丈夫だと思います。(って私は一切作業してませんが^^;)









作業台も兼ねるパーゴラ


パーゴラは東屋とも言われてるくらいなので、ベンチを設置する(ベンチのある小型のパーゴラは、シーティングアーバーという)人も多いのですが・・・




なんせ我が家の庭は狭小ガーデン。庭の片隅で一休みとかするような広さはありませんww

それよりも、植栽の準備や寄植えをしたりする時、いつもしゃがんでウッドデッキの上でやっていて、デッキが泥だらけになってしまうのが問題でした。それを解決するためにも、作業台が必要でした。




広いお庭なら、パーゴラ、シーティングアーバー、テーブル、作業台、、色々な用途のものを設置することが出来ますが、我が家の庭にはそんなスペースは当然ありません。



作業台にもなるパーゴラ。それが我が家に必要なものでした。
こんな感じのとか。





パーゴラを設置することでこれ以上庭が狭くならないよう、作業台の奥行きは40センチとしました。(完成してみて、あと5センチはあっても良かったかなとは思いましたが)
また、足元のスペースは更に余裕が出来るように、土台となる部分の奥行きは更に10センチ引っ込めた30センチとしました。



作業台なのでそこまでの耐荷重は必要ありませんが、丈夫であることにこしたことはないので、脚の上下に横板を渡しました。




脚と天板の土台の枠となる板はL字金具で留めています。



そして。小型のバーゴラでも存在感がある、シンボルとなるように、ステンドグラスを板壁にはめ込みます。これがやりたかった!

本当はアンティークのステンドグラスが欲しくて探していました。ですが、アンティークものはあまりに高すぎるし、サイズも大きいものが多かったため断念。

現行品を購入してフレームだけアンティーク塗装しました。好みのデザインのステンドグラスを探すのも半年くらいかかりました。




次に、ステンドグラスの固定方法ですが、

良くある事例では、上下に角材を渡して間に挟み込むという方法があります。しかし、そうすると幅が狭い小さなパーゴラだと、ディスプレイする場所が狭くなってしまいそうでした。

あまりうるさくならず、かつしっかりと固定させたい。

ということで、板壁をジグソーで四角くくり抜いた後、額縁のようなフレームで囲って板壁を固定。




そしてその中にフレームごとステンドグラスをはめてネジ止めしました。フレーム二重ってどうなの?みたいなのはありますがそれほど違和感なく収まりました。









理想のパーゴラが遂に完成


ずっと思い描いてきた、憧れのパーゴラ。
良く雑誌で見かけるような立派なものではないけれども、我が家の庭に合ったコンパクトサイズでも存在感があるものが出来上がりました。



こういう自分の庭に適したパーゴラは、diyでなければきっと実現出来ないのではと思います。
自分たちの庭に合うようなデザイン・サイズを一から考え、自分たちで作る。完成したときの喜びはまたひとしおです。


ステンドグラスが板壁にはまったときには、本当に感動して思わず夫婦二人で歓声を上げました(笑)




本当は、引き出し付きの作業台が良かったけれども、作るのは困難だったことと、何より雨が溜まって引き出しがあっても使い物にならないので諦めました。

でも見た目は引き出しがあるようにしたくて、セリアで買ったアンティークな取手を取り付け、のこぎりで傷をつけてフェイク引き出しを作りました。なかなか良い雰囲気になりお気に入りです^^(最近ようやくこれくらいの作業なら自分でやるようになりました^^;)





やっぱりパーゴラがあるのとないのとでは全然違いますね。

<BEFORE>





<AFTER>




雨のパーゴラも良い感じです。





更にbefore

引っ越してきたばかりの時はこんな有様でしたから、これを見ると頑張ったなぁと泣きそうになります。
レンガ敷きが一番辛かったですww


これからこのパーゴラで寄植えを作ったり、蔦系の植物を這わせたり、ディスプレイしたりと、ガーデニングがますます楽しみになりました。



キャンプとは全く関係ない記事ですが、記録として。








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